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おと 2026~

幕を開け、街をつなぐ
新橋演舞場・武中雅人社長が語る東銀座の未来
そして届けたい手紙

#204 武中 雅人

松竹株式会社 顧問/新橋演舞場株式会社 代表取締役社長

幕が開く前、劇場はもう始まっている

新橋演舞場

▼204繋ぎ

銀座おと繋ぎプロジェクト第4回のゲストは、松竹株式会社顧問で、新橋演舞場株式会社代表取締役社長の武中雅人さん。1980年に松竹へ入社し、演劇の現場から、第五期歌舞伎座の開発、新橋演舞場の運営、事業・不動産まで、長く銀座・東銀座の文化を支えてきた方です。今回、最初に耳を澄ませるのは、劇場で開演30分前に演奏される音「着到」。幕が開くより前、楽屋と舞台の内側では、この音を合図に多くの人が一つの時刻へ向かって動き始めます。華やかな舞台の手前にある、劇場の時間を記録しました。

幕が上がる前に、劇場は動き始める

劇場は、幕が開いた瞬間に始まるのではありません。出演者が入り、裏方が舞台を整え、客席に人が集まる。いくつもの仕事が重なり、その時を知らせる音が鳴る。「着到」とはどのような音なのか。その音が流れると、舞台裏の空気はどう変わるのか。武中さんの言葉を通して聴くと、一つの音の向こう側に、劇場を支える多くの人の姿が見えてきます。


歌舞伎座の記憶を、次の建物へ

武中さんが松竹へ入社したのは1980年。演劇の現場を歩み、新橋演舞場支配人、演劇営業部長などを経て、第五期歌舞伎座の開発にも携わりました。

第五期歌舞伎座

建て替えは、古い建物を新しくするだけの仕事ではありません。歌舞伎座らしさとは何か。守るべきものは何か。安全性や使いやすさを高めながら、何を次代へ残すのか。

柝一つで、人が動く

もう一つの音は「柝(き)」。芝居の世界では幕開き、幕切れ、舞台転換などの合図として響きます。短い一音にも、打つ人と俳優、舞台、客席の呼吸が重なっています。番組では、武中さんに柝を実演していただき、その打ち方や「間」が何を伝えているのかを伺いました。音を説明するのではなく、まず聴いてみる。その瞬間、劇場の表と裏が一つにつながります。


新橋演舞場から、
東銀座のこれからへ

新橋演舞場は1925年、新橋芸者の技芸を披露する場として開場しました。戦災からの復興を経て、1982年に現在の劇場へ。歌舞伎だけでなく、新派、新喜劇、現代劇、ミュージカル、コンサートまで、幅広い舞台を受け止めてきました。


劇場があることで、人が歩き、店に立ち寄り、街に時間が生まれる。歌舞伎座、新橋演舞場、東劇などが集まる東銀座を、観劇を中心に一日を楽しめるロンドンのウエストエンドのような街へ。武中さんが見つめるのは、一つの劇場の未来だけではなく、劇場と街がともに育つ姿です。そして掲げる「歌舞伎を見たことない日本人0計画」。初めて歌舞伎に触れる人、子どもや若い世代へ、どう入口をつくるのか。伝統を遠いものにせず、次の観客へ手渡すための考えを伺いました。


ある
“方”へ読んだ手紙

番組の終盤では、武中さんが今、想いを伝えたい相手へ宛てた手紙を朗読します。長く劇場と銀座に関わってきた武中さんが、最後に誰を思い、どんな言葉を届けるのか。宛先は、ぜひ本編でお聴きください。

#204ゲスト: 武中 雅人
松竹株式会社 顧問/新橋演舞場株式会社 代表取締役社長

1957年生まれ。1980年、松竹株式会社入社。新橋演舞場支配人、演劇営業部長、歌舞伎座開発準備室長、事業本部長、不動産本部長、松竹株式会社代表取締役副社長執行役員などを歴任し、第五期歌舞伎座の開発にも携わる。2024年より松竹株式会社顧問。新橋演舞場株式会社代表取締役社長。

(本編は、下記のPodcastからお楽しみください。)


ようこそ。
銀座おと繋ぎプロジェクトへ

この番組は、銀座という街で生き、働き、想いをつないできた「人と街」に耳を澄ませるポッドキャスト番組です。老舗の店主、職人、表現者、裏方、挑戦者。そして、街の音。華やかな表舞台の裏にある、言葉になりきらなかった声や音を記録し、未来へ残していきます。201回目からは、音声を中心に。これまで伝えきれなかった「銀座の音」をご紹介。ナレーションには、数々の名作ドキュメンタリーで声を届けてきた 窪田 等さんを迎え、毎回、銀座の物語が静かに始まります。通勤の途中に。夜、ひと息つく時間に。銀座の「今」を感じてください。

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▼ナレーション:
窪田 等(ナレーター)⁠https://sigma7.co.jp/actors/kubota_hitoshi/⁠

数多くの番組でナレーションを務めてきたナレーター。落ち着きと深みのある語りで、人物や物語の本質を引き出す。本プロジェクトでは、銀座の街に流れる音と人の声をつなぐ存在として、番組のナレーションを担当。
・YouTubeチャンネル『⁠窪田等の世界⁠』
・単行本『⁠情熱が伝わる言葉の力⁠』

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▼MC:
斉藤 大地(繋ぎ役) ⁠https://monotsunagi.jp/⁠

銀座の街を舞台に、人や想いをつなぐ活動を続ける。「銀座もの繋ぎプロジェクト」「銀座ひと繋ぎプロジェクト」を経て、現在は“音”に焦点を当てた「銀座おと繋ぎプロジェクト」を主宰。本番組では、銀座に息づく音と人の声を記録し、未来へ手渡すことを目的に企画・進行を担う。

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ナレーション:窪田 等

MC:斉藤 大地

アートディレクション:高橋信雅

グラフィック:大越あすか

撮影/編集:松井ユキイデ

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Present by
Ginza Mono Tsunagi Project

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#204 繋ぎ目
公開日:【前編・後編】10月7日 (水) 18:00

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